昭和4年創業・田園調布駅徒歩1分の名店
赤キ屋さん
戦前から始まり4代続く老舗で地域を代表する花屋です
今回は田園調布の住民に愛され続ける赤キ屋さんをご紹介いたします。
まもなく創業100年の老舗花屋
創業はなんと1929年。日本橋の証券会社「赤木屋証券」が田園調布にスーパーマーケットを営んでいた時代、その中の花屋としてスタート。そこからスーパーマーケットは撤退するも、花屋として地元に貢献したいと、初代の祖父が田園調布に赤キ屋として1929年にオープンされたそう。ちなみに赤キ屋さんのロゴは2代目のお母様が書いたモノ。そういうエピソード一つ一つがかっこいいです。

そんな赤キ屋さんの信条は「地域で愛され続ける、地元ナンバーワンのお店であること」
場所柄目の肥えたお客様も多いのでしっかりとしたサービスをご提供しないとお客様に愛され続けることはできません。
4代目・現オーナーの上野麻紀子さんは、「花の力は絶大。丁寧に扱い、花の命を最後まで活かすように」という考えを大切にされています。
それぞれ植物に合った水揚げ方法をすることによって、ベストな状態でお客様に提供できるよう心がけています。そんな努力もあり赤キ屋さんのお花は長持ちと評判なんです。

生花が持たない夏場は、プリザーブドフラワーを多数店頭に並べていらっしゃいますが、全て手作りで作られているオリジナル商品とのこと。デザインや質にこだわったものを提供するためには手間を惜しまない、そんなお店なんです。

赤キ屋さんのVisionの一部には「お客様のお役に立てる店・お客様が入りやすい店・お客様が安らげる店を目指します」という一文があります。まさに、田園調布に不可欠な存在である理由が込められている気がしました。

私が素敵だと感じたのは、お客様とのエピソード。
常連さんが家の鍵が開かなくなったときにお店に助けを求めに来るほどアットホームなお店であったり、母娘2代にわたって赤キ屋さんのウェディングブーケをご利用されるご家族があったり、お母様が亡くなった際に「母が赤キ屋さんのお花が好きだったので」とわざわざ娘さんがお花を求めに来たりと、田園調布の住民に愛されているのが伝わってくるエピソードが多数ございます。
こういう点からして歴史ある信頼されるお店であることが確信を持てます。

多彩なサービスラインナップ
歴史があるお店だからこそ色々なお客様からの様々なご要望に長年応えるようにしてきた結果、サービス範囲がとても広くなったそうなんです。
まずは品揃え。通常のフラワーギフトのほか、法人祝花、プリザーブドフラワー、仏花や墓花。またファミリー層向けには、家族で楽しめるレタスやミニトマトなどのガーデニング苗物も充実したラインナップとなっています。

たとえば、田園調布にはお庭のあるお家も多いことから、苗の販売やお庭の剪定などのガーデニングの対応も行っています。
また田園調布の協会の挙式やレストランウェディングなど地元に根づいたウェディングの対応もなさっております。

現オーナーがフラワーデザイナーとしても有名であることから、出張レッスンも人気。
国内の企業や海外へも赴いてイベントやレッスンを開催されています。資格発行もできるので、本格的なフラワーアレンジメントのスキルを学ぶことが出来るのも特徴です。
また、昨今人気のウォールグリーンなど空間装飾も手掛けており、なんとディズニーランドやCanon、横浜ベイシェラトンなど名だたる場所での実績があります。

また印象的なのはお祝い花で、一般的に開店や開業などのお祝い花は胡蝶蘭が贈られることが多いですが、胡蝶蘭だらけになってしまうことも。そこで贈る相手の企業のロゴやコーポレートカラーを表現したオーダー祝い花を提供されているんです。贈られる側も印象に残るため、しっかりを贈る意義が表現されやすい素敵なサービスだと感じました。

またビルの二階はレンタルスペースになっていて、10名ほど入れるスペースで2時間半5,500円と良心的な空間なのでご入用の方にはおすすめです。
歴史が裏付ける品質とお客様の声は信頼の証だと思います。ぜひ皆様田園調布エリアでお花をお求めの際には行ってみてください。

今回ご紹介したお店はこちら
店舗名 | 赤キ屋 |
営業日時 | 9:30〜18:30 定休:日曜(行事日は営業) |
住所 | 東京都大田区田園調布2-51-7 |
公式WEBサイト | https://www.akakiya.jp/ |
公式Instagram | https://www.instagram.com/florist_akakiya/ |