2024年3月に日本橋・馬喰町に移転オープンしたハウスオブテルプシコレーさん
お花とインテリアを中心に、テーブルウェアやオーダーメイドスーツ、そして内装工事まで手掛ける空間づくりのプロが営むお店を紹介します。

歌と踊りの女神をモチーフにしたお店
10年前、前身のお店「アニマガレージ」を町屋にオープン。アニマガレージでは「戦争が終わったあとの世界でとある男の人が始めた花屋」をテーマに掲げ、戦後の混沌とした様子や少し暗い雰囲気のお店を運営。それから10年が経ち移転を決める。そしてハウスオブテルプシコレーを日本橋にオープン。ここでは「戦後から時が経ち、明るく豊かな時代になってきた世界」を表現するために、ギリシャ神話の歌と踊りの女神様「テルプシコレー」をモチーフにし、商品やサービスの世界観も明るいデザインのものを多く並べるようになったそう。
お店は築50年ほど経つ建物をほぼフルリノベーションしてイチからハウスオブテルプシコレー仕様に作り上げたこだわりが詰まりに詰まった空間。モスグリーンカラーを中心にシックなデザインで統一されています。
いわゆる一般的なお花屋さんのイメージではなく、インテリアショップのほうがイメージに近い感覚でした。それもそのはずで、オーナーの福嶋さんは店舗改装や内装工事なども行っている空間デザインのプロ。

こんなクールな雰囲気のお店なので、ハウスオブテルプシコレーさんでは男性のお客さんが多いのも納得です。
また周辺はマンションも増えておりファミリーの方も多く、感度の高い幅広いお客さんに愛されています。
花瓶が100本以上!海外で買付も行う品揃え
ハウスオブテルプシコレーさんは、お花から花瓶に観葉植物、テーブルウェアに絨毯やライトなどのインテリアやオーダーメイドスーツまでも取り扱っています。
中でも花瓶の品揃えは凄まじく、毎年北欧や東欧に赴き、現地でヴィンテージ花瓶などの買付も行っています。常に100本以上の花瓶が用意されており、花瓶好きにはたまらないお店。

尚、花瓶は作家モノ、アンティーク・ヴィンテージ系、そして手に取りやすい価格帯のものとまんべんなく用意されているので、お花を飾り始めた人からマニアまでみんな楽しめます。
作家モノは日本のCeramichiさんのモノを。パリでミシュランの星付きレストランなどに器を提供しているすごい方です。

お花屋さんで海外に花瓶を買い付けに行っているお店はレアだと思うので、一点モノのヴィンテージ花瓶が好きな人には特にオススメです!
お花の特徴としては、グリーンを多く使うパリで流行のシャンペトル系のスタイルとなります。
シャンペトルとは田園風のことで、お花だけでなく草や葉をたくさん入れてグリーンも楽しめる作風のこと。お花だけでなくグリーンが入ることでより季節感の広がりやグリーンによる癒やし感も加わる人気のスタイルです。

法人のお祝い花といえば胡蝶蘭が定番ですが、一度にたくさん送られてくると頂く側は処理にこまってしまうことも。そういった問題を踏まえ、ハウスオブテルプシコレーさんではお祝い花として胡蝶蘭ではなく送る相手の空間に合うようデザインしたアレンジメントを提供するサービスを行っています。いつもと違うお祝い花として人気です。
なお、ブーケやコンポジションなどのアレンジメントフラワーは、注文制で承っております。注文制にすることで無駄のない仕入れをし、ロスフラワー削減を心掛けておられます。
ご注文の際は、1週間前までにご連絡ください。

花屋の域を超えた今後の展望
これまで、フードイベントや音楽イベントなども開催しており、衣食住をアートにつなげることに注力しているハウスオブテルプシコレーさん。実はオーナーの福嶋さんは元保育士で保育や福祉にも知見があり、海外視察のなかで世界の教育の自由さや寛大さに共感を受けることが多く、日本でデザイナーが手掛ける保育施設を作りたいと考えているそう。
まずは子ども向けのワークショップや親子で楽しめるイベントをこれから企画していく予定とのこと。どんなイベントが開催されるか楽しみです!


今回ご紹介したお店はこちら
店舗名 | HOUSE of TERPSICHORE-ハウスオブテルプシコレー- |
営業日時 | 12:00-19:00 火曜定休 *ブライダルやガーデニングなどで臨時休業の日もございます。Instagramをチェックしてください。 |
住所 | 東京都中央区日本橋馬喰町1丁目6−15 |
公式WEBサイト | https://house-of-terpsichore.com/ |
公式Instagram | https://www.instagram.com/houseofterpsichore |